団体について

広島市防災士ネットワーク 事務局

代表世話人:柳迫 長三
郵便番号:739-1732
所在地:広島市安佐北区落合南三丁目6番1号
電話:090-3740-0325
FAX:082-843-5444
メール:info@hc-bousaishi.com

事務局メール:jimukyoku@hc-bousaishi.com

現在、以下の研修会・講座を開催しています。

講師依頼・訓練指導

  1.  自主防災組織を再編する基礎講座
  2.  自主防災組織の活性化策
  3. 平成26年8.20広島豪雨災害・平成30年7月西日本豪雨災害被災地の復旧・復興状況
  4. 給食訓練(炊き出し)(大釜有)
  5. 災害時要支援者支援体制の確立について
  6. 避難所運営訓練(ペット訓練・女性が主体の避難所など)
  7. 情報伝達訓練(雨量計や水位計の見方から)
  8.  防災資器材の取り扱い(広島市で保管する防災資器材など)
  9. 気象予報士による天気予報と防災について
  10. 「わがまち防災マップ」の作成支援と「防災まち歩き」の指導
  11. DIG(災害図上訓練)の指導
  12.  HUG(避難所運営ゲーム)の指導
  13.  災害エスノグラフィ
  14. わがまち防災マップ作成のための「まち歩き」「パソコンでの入力」「避難に利用できるマップ」の指導
  15.  防災ゲーム「クロスロード」
  16. 幼稚園・保育所などの危機管理研修と保護者研修
  17. 小学校・中学校の防災教育とPTAや子供会の防災研修
  18. 災害時の「呼びかけ避難体制」の構築
  19. 事業所の防災指導(BCPを含む)
  20. 災害ボランテイア活動の進め方  等

防災工作の指導

防災フェアや防災イベント会場で実施します

  1. キッチンペーパーでマスク
  2. 新聞紙でスリッパ
  3. ビニール製ごみ袋でポンチョ
  4. ペットボトルから雨量計作成
  5. 水消火器体験  など

被災地の視察

  1. 被災した広島市防災士ネットワーク会員との意見交換
  2. 平成26年8.20広島豪雨災害被災地(安佐南区緑井3丁目)の視察
    復興交流館「モンドラゴン」と新築された砂防堰堤などの防災施設
  3. 平成26年8.20広島豪雨災害被災地(安佐北区可部東6丁目新建団地)
    新設された「慰霊碑」・「防災公園」・「雨量計」や「安否確認システム」の説明
  4. 平成30年7月6日西日本豪雨災害被災地(安芸区矢野東7丁目日広団地・梅河ハイツの土石流発生時の経験談)
  5. 平成30年7月6日西日本豪雨災害被災地(安佐北区口田地区の土石流発生場所と、安佐北区白木町一帯の河川氾濫状況の視察)

防災資器材の斡旋

  1. 消火器(4型から)、住宅用火災警報器
  2. 損害保険の紹介

◎防災研修会や防災訓練などの依頼は別紙の依頼書に記入し、下記のアドレスに送ってください。指導料・消耗品代・交通費(駐車料金)など別途相談となります。お気軽にご相談ください。

info@hc-bousaishi.com

依頼書はこちらからダウンロードできます。

 


代表世話人あいさつ

2020年1月10日

皆さんこんにちは。

私は、平成21年11月防災士の資格を取得しました。これまでは消防士として、広島市消防局に奉職し、42年間消防防災行政を推進してまいりました。

その中で、私の人生の起点となった事案を紹介します。実は、20年前の1999年発生した、「6.29広島豪雨災害」で被災された安佐北区勝木自主防災会の松本会長と2014春に話した内容をご紹介します。

「来年は被災から15年のけじめの年。今年の訓練は住民の皆様と、もう一度当時を思い起こし、地域をあげて減災に取り組もうと思うので、協力してもらえないか」との話を頂きました。

私はもちろん、「全力で協力いたします。二度と再び6.29災害と同じような災害は起こさないようにしましょう」とお受けし、翌年6月29日日曜日に無事、成功裏に終了しました。

それから2か月たたないうちに、「平成26年8.20豪雨災害」が発生しました。しかも20年前は32名の犠牲者であったものが、今回は77名です。

自然災害から命を守る防災活動は、声をかけるだけではだめなんだと。

私達防災士は、地元自主防災会の中に入り、住民の皆様と一緒に、日々の生活の中に入った防災活動をしないと、住民の防災意識や防災力は向上しないと。

ハード対策は、行政にお願することとし、人と人のつながりを重要視したソフト対策を進めて行かなければ、再び災害が襲ってきたら今度は77名以上の犠牲者が出てしまう、危機感を覚えました。

私は、「広島土砂災害の体験談集」の発行に向け、被災者の生の声を沢山お聞きすることから、減災に取り組ました。

 

そして、広島市内の防災士が連携する「広島市防災士ネットワーク」を組織しました。広島市の自主防災組織の育成方針に沿った活動を進めて行きたいと思います。皆様のこれまで以上のご理解とご協力をお願いいたします。

また、本ネットワークはまだまだ、幼稚な団体で皆様のご支援がないと維持していけませんので、本ネットワークに理解していただいた方を積極的にも入会していただくよう、防災士の皆様へお声掛けをお願いします。

以上であいさつを終わります。


発起人あいさつ

防災士とは、別阪神大震災を教訓として、自助・共助を果たす民間の防災リーダーを養成する目的で、平成14(2002)年7月に内閣府によってNPO法人として認証,設立された『日本防災士機構』の認定資格であり,全国30万人の養成を目指しており,昨年末現在で,約10万人以上 が資格を取得しておられます。

広島市においても,2015年11月末現在で138名の資格保持者が,地元自主防災組織や企業等で防災活動の推進に尽力されてられます。しかし、市内在住防災士が普段から相互に連絡を密にし,顔の見える関係になって,いざというとき協力し合うような人的ネットワークはできていなかった。

 

しかも、平成26年8月20日に発生した広島豪雨に際しても,防災士として、その持てる能力を十分に発揮できなかったという反省から,このたび,居住地域を越えた日常活動の協力支援と,柔軟かつ迅速な救援等の相互支援体制の確立をめざして,広島市内在住防災士有志により『広島市防災士ネットワーク』を設立することといたしました。

 

まず,専門知識を有するメンバーのご協力により,(1)目的遂行のための情報システムの構築(HP,Facebookなど)を図り,(2)さまざまな防災関係機関等との情報交換を密にし,(3)あわせて顧問や防災関係官署のご協力を仰ぎ,メンバーの講習や訓練等によるスキル・アップと相互交流を継続的に実施していく計画です。

また,主たる活動としては,広島市内全区における

(1)平時ならびに災害発生時の自主防災,企業防災活動への支援・協力

(2)防災訓練や防災市民イベント等への支援・協力

(3)学校・施設等における防災訓練や防災教育への支援・協力等を積極的に推進することとしております。

    

 おわりに,今回の試みは,わが国が過去10年間にわたって養成してきた市民レベルでの防災エキスパート(防災士)という貴重な人的資産を,大災害多発時代の地域防災力のさらなる向上と自助・共助活動に生かしていくための民間主導のまったく新しい試みと位置づけております。

皆様のご理解とご支援を賜りたいと心からお願い致します。以上

     

広島市防災士ネットワーク 発起人 柳迫長三


柳迫長三のプロフィール

氏    名:柳迫 長三(やなぎさこ ちょうそう)

生 年 月 日:昭和25年6月25日(69歳)

現    職:広島市防災士ネットワーク 代表世話人 一般社団法人ひろしま防災減災支援協会代表理事 安佐北区高陽地区自主防災会連合会会長

前    職:広島市消防吏員(主な業務は救急隊・救助隊など) 最後は、安佐北消防署警防課長補佐として、(防災・消防団担当)

最近の主な被災現地視察

  1. 平成22年7月16日「庄原ゲリラ豪雨」:自家所有の山地で土石流、防災アドバイザーを志す。
  2. 平成23年3月11日 東北地方太平洋沖地震の被災地域の視察:平成24年5月の1週間、岩手県・宮城県・福島県の各被災地を視察。
  3. 平成26年8月20日 広島豪雨災害が発生すると:被災者(144人)から体験談を収集し、広島大学大学院総合科学部海堀教授から指導を受けて体験談集を発刊した。併せて、被災者の心の動きや行動を研究し、市内の自主防災組織で防災講話・防災講演会や防災訓練などを精力的に実施。(体験談集は、全国の大学・行政機関や図書館などに送付した)
  4. 平成27年6月10日~16日の間 関東・東北水害:茨城県常総市に現地入りし、被災地の視察と体験談の収集、その後体験談集の発刊(体験談集は、常総市の各学校・公民館等へ提供)、避難所運営やボランテイアセンターの運営を視察する。
  5. 平成28年4月14日 熊本地震:同年8月山口県防災士会の皆さんと合同で現地視察
  6. 平成28年10月21日 鳥取県中部地震:直後に現地入り、避難所・救援支援状況を視察
  7. 平成28年6月23日 広島県福山市を流れる猪之子川の堤防が決壊:直後に現地視察
  8. 平成29年7月17日~20日 九州北部豪雨災害(福岡県朝倉市)ボランテイア活動と視察
    兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 坂本准教授に同行し、朝倉市災害対策本部へ助言(広島豪雨災害の経験から、災害救助法・激甚災害特別法の指定手続きに関する助言を行う)
  9. 平成29年11月7日 兵庫県仁川百合野地すべり資料館・兵庫県「人と防災未来センター」視察
  10. 平成30年4月11日 島根県大田市 地震被害等調査
  11. 平成30年7月豪雨災害 広島県広島市安佐北区・安芸区・東区・南区及び呉市天応地区・安浦・東広島市八本松町、黒瀬町及び安芸郡坂町・海田町・府中町、安芸高田市向原地区の被災状況と避難所の運営とボランテイアセンターの運営について巡回指導並びに助言を行う。

最近の主な実績(平成26年以降)

  1. 平成26年1月10日 広島市防災士ネットワークを組織し、代表世話人に就任:広島市内の防災士を集結し、それぞれが所属する自主防災組織の活性化を進めると同時に、防災士のスキルを高めることによって、再び土砂災害からの犠牲者をゼロとすることを目標とする。さらに広島市のすすめる「防災まちづくり事業」(まち探検・DIG訓練・わが町マップの作成づくり)のアドバイザーとして活動している。地域で開催する防災フェア・防災研修会では、HUG訓練指導・新聞紙で作るスリッパなど防災工作などの講師を務める。(中区・西区・南区・安佐北区・安佐南区・佐伯区など約50枚のわが町防災マップ作成した)
  2. 県自主防災アドバイザー:自主防災組織の活性化に向け、防災講演会や訓練指導(最近はシナリオのない不時想定訓練や災害時要支援者対応訓練を取り入れている)
    講演会の講師(大竹市・三次市・東広島市・安芸高田市・呉市・福山市・庄原市など)
    広島県内の老人福祉施設を対象に、土砂災害対応訓練指導や防災講演会を実施。
  3. 消防団員確保アドバイザーとして講演会・研修会の講師:派遣地(神奈川県小田原市・北海道十勝市・岡山県倉敷市消防団・名古屋市上名古屋自治連合会・など)
  4. 広島市子ども未来局の専属指導員(平成25年から現在まで):広島市内公立・私立保育園の保育士・保護者の防災指導と訓練時の指導。
  5. 宮崎県防災ネットワーク:防災士養成講座の講師(平成28から現在まで)
    その他、内閣府が主催する「防災プロフェショナル講座」講師を務めるなど行政・各事業所、各自主防災組織へ年間80回程度の講演会や訓練指導を行う。
  6. 安佐北区落合学区自主防災会連合会 会長を務めることから、当連合会で「広島市災害時要支援者支援制度」の活動を続け、住民参加の研修会や制度の説明会さらには要支援者から情報を関係者へ提供し災害時の対応を行う制度の構築を行う。
  7. 広島市で最初の障害者対応訓練を安佐北区口田学区自主防災会連合会で行う。その後、中区本川小学校・安佐北区日浦小学校で実施
  8. 平成28年度日本損害保険協会主催の「防災マップ作成」事業に安佐北区亀崎学区少年消防クラブが応募し、優秀賞を受賞する。広島豪雨災害時の体験談や避難所の運営をマップ作成時に助言するなど全体的に作成指導にあたる。
  9. 平成28年度から、安佐南区八木6丁目の土砂災害の被災者で作る復興交流館「モンドラゴン」で毎月1回開催される防災教室の指導員として、毎月1回防災教室を開催。
  10. 市内の自主防災組織で活動が顕著な団体や個人を招聘した「市民防災講座」を2ヶ月に1回 開講し、自主防災組織の活性化を目指す。この活動を知った消防庁が当「広島市防災士ネットワーク」のヒアリングを行い、全国の自主防災活動の参考とする。
  11. 平成30年4月1日、JVOAD(全国災害ボランテイア支援団体ネットワーク)へ賛助会員として加入し、全国の災害現地へ派遣される。
  12. 平成30年4月から、サイエンスクラフトと協力し、「災害エスノグラフィ―」に取り組み、4月から、8.20広島豪雨災害被災者のインタビューさらに茨城県常総市の浸水被害体験者のインタビューを始め、災害エスノグラフィ―の訓練手法の指導を受け、自主防災組織役員対象の「災害エスノグラフィ―」を始める。
  13. 平成30年7月から内閣府津波防災教育実施業務地区防災計画支援対象地区として、広島市南区宇品西地区の指定を受け、平成31年3月までの間地区防災計画の策定モデル地区として実施する支援に当たる。
  14. 市内の保育園に出向き、保護者・職員の防災教育を行う。その成果として平成30年7月豪雨災害で被災した保育園3園では、保護者と保育園との連携がスムーズに行われ、園児の被災を防いだ。
  15. 平成30年10月から1年間、東京都防災人材育成事業構築のためのワーキンググループのメンバーとして、防災市民組織リーダーの育成・防災コーデイネーターの育成並びにフォローアップ研修のプログラム作成の支援に当たる。
  16. 平成29年から、JICA青年研修事業「スリランカ国防災幹部コース」「ミヤンマー国防災幹部コース」のアドバイザーを務め、宮島町砂防ダム、護岸整備、高潮対策と広島市内防災訓練の視察などの指導・助言を行う
  17. 広島市教育委員会から「広島市乳幼児教育保育アドバイザー」に就任。市内の公立、私立保育園幼稚園などのマニュアルの策定や避難訓練の指導を行う。さらに保護者対象の防災講座を実施。

主な役職

広島市防災士ネットワーク代表世話人

 

●NPO法人広島県防災教育振興協会広島県支部長

●落合学区自主防災会連合会長・落合学区防犯組合長

●岩上第1区自治会長

●消防庁消防団員確保アドバイザー(総務省消防庁)

●広島県自主防災アドバイザー(広島県危機管理監消防保安課)

●公益社団法人砂防学会中国支部運営委員(砂防学会所属)

●広島市乳幼児保育アドバイザー(広島市教育委員会)

●高陽地区自主防災会連合会会長

主な著書

●平成26年8月20日:広島豪雨災害体験談集

●平成27年9月:関東・東北豪雨災害体験談集

●土砂災害緊急避難マップ(新建、台自主防災会)
(※広島豪雨災害時、可部東6丁目新建・台自治会の住民から、土砂災害発生前の前兆現象を調査しまとめたもの。)

●平成30年7月:豪雨災害体験談集

最近の主な新聞報道

●NHK広島[お好みワイド]・TBS[あさちゃん]

●中国新聞「土砂災害警戒区域指定のより、これまで考えていた避難所が避難できなくなり、新たに近くの2事業所と協定を締結し、避難所として指定した経過を報道されたもの」

●広島テレビ「元消防士が平成30年7月豪雨災害の体験談集の作成中」を取材

●令和元年7月1日広島県民テレビ出演「避難について」

●その他、防災士として活動する姿を記事とした読売新聞・中国新聞・朝日新聞など